住宅性能表示制度とは？
住宅性能表示制度の具体的な仕組みとして、以下の3点が挙げられます。
●日本住宅性能表示基準で定められた共通ルールと、評価方法基準として定められた性能の評価方法を用いることによって、住宅性能の相互比較が可能になる
●国土交通省により許可された「登録住宅性能評価機関」によって性能評価を実施し、性能評価書を交付する
●住宅性能評価書を新築住宅の各種契約書に添付することで、評価書どおりの性能を保証する契約内容とみなすことができる
交付される住宅表示評価書は2種類
住宅性能表示制度にて評価を受けた認定書には、以下の2種類があります。どちらか1つでも欠けてしまっては意味がないため、2つとも取得するようにしましょう。
設計住宅性能評価書
施主が希望した性能通りに設計がされているかどうかを、設計図書などを基に確認し評価したもの
建設住宅性能評価書
設計図書などに基づいてきちんと施工がされているかどうかを現場で検査・確認したもの
参考元：国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度 住宅性能表示制度ガイド」P1～2
参考元：一般社団法人住宅性能評価・表示協会「住宅性能表示制度とは」
参考元：国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度 住宅性能表示制度ガイド」P1～2
参考元：一般社団法人住宅性能評価・表示協会「住宅性能表示制度とは」
住宅性能表示制度を利用するメリット
住宅ローンの金利や地震保険料が優遇される
住宅性能評価書を取得すると、住宅ローンの金利が引き下げられたり、火災保険に付帯する地震保険の料金が優遇されたりと費用を抑えられます。地震保険においては、耐震等級によって割引率が定められており、10％から最大50％と大幅に割り引かれます。住宅にかかる費用を少しでも減らしたい方に、魅力的なメリットです。
R+house伊勢崎・高崎・太田で建てる住宅は、最高等級である「耐震等級3」が標準仕様です。
＞＞伊勢崎市・高崎市の住宅ローン・金利は？ローン選びのポイントなど詳しくはこちら
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高い資産価値をアピールできる
住宅性能評価書を得た住宅は、国が決めた一定の基準に対応した建物であることを証明できます。評価基準でもある「劣化の軽減」や「維持管理・更新への配慮」をクリアしているため、建築時の状態を維持しやすく、将来的に資産価値が高いものとしてアピールできるメリットがあります。よって、売却したり賃貸に出したりする場合に有利に働くでしょう。
紛争処理を申請できる
買主と売主との間で工事の瑕疵（欠陥）や、代金の支払いなどに関するトラブルが起こることを「住宅紛争」といいます。住宅性能評価書を取得した住宅は、こうした住宅紛争が生じた際、紛争処理のプロである弁護士会へ紛争処理の申請ができるようになります。評価書の内容はもちろん、売買契約書や請負契約書に関する全てにおいて紛争処理の依頼が可能です。
住宅性能表示制度を受けるデメリット
建築にかかる費用が高くなりやすい
住宅性能評価で高い評価を得るためには、住宅に使う資材に性能の良いものを選んだり、技術力のある工務店へ依頼したりと建築にかかる費用が高くなりやすい傾向があります。どこを重点的に捉えるか、バランスを見ながら検討していくといいでしょう。
評価基準に相反関係の項目がある
住宅性能の評価においては、全ての項目で高い結果を得られるとは限りません。なぜなら、住宅性能の評価基準には相反関係のある項目があるからです。ひとつの評価項目を良くするともう一方の評価が下がってしまうことがあるため、ライフスタイルや周辺環境などによって、最適な等級レベルを見極める必要があるでしょう。
住宅の設計デザインが制限される可能性がある
住宅性能評価を良くすることばかりに意識が向いてしまうと、住宅の設計デザインが制限される可能性があります。設計デザインが制限されると、住宅購入者にとっての理想の家とはかけ離れてしまうことがあるため、プロのアドバイスを取り入れながら全体のバランスを見て進めていきましょう。
R+house伊勢崎・高崎・太田では、優秀な建築家の手によってお客様が思い描く理想の家をプランニングします。
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住宅性能はどのように評価する？
登録住宅性能評価機関による評価方法
先述したように、住宅性能の評価は登録住宅性能評価機関が実施します。評価・交付のタイミングは、設計住宅性能評価は設計図書の作成後や、建設住宅性能評価は施工中と施工完了後におこないます。3階建て以下の新築住宅の場合、現場の立ち入り検査は原則4回。登録住宅性能評価機関は、工事内容を施工管理責任者などからの報告書や書類によってチェックしたり、目視等による実物検査をしたりします。評価には登録住宅性能評価機関が定めた料金を支払わなければいけません。
参考元：国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度 住宅性能表示制度ガイド」P1,4
参考元：国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度 住宅性能表示制度ガイド」P1,4
住宅性能評価書で扱われる基準は10分野34事項
住宅性能表示制度で決められた日本住宅性能表示基準は、10分野34事項（新築の場合32事項）から成り立っています。各性能表示は等級や数値で示されていて、数字が大きいほど高性能であることを表しますが、全分野について高評価を得る必要はありません。住宅購入者のライフスタイルや地域の気候、使い勝手などさまざまな事情を総合的に考えて最適な性能を吟味することが大切です。
以下は日本住宅性能表示基準の10分野です。どの部分を重視したいか、優先順位を判断するといいでしょう。
●構造の安定
●火災時の安全
●劣化の軽減
●維持管理・更新への配慮
●温熱環境
●空気環境
●光・視環境
●音環境
●高齢者への配慮
●防犯
参考元：国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度 住宅性能表示制度ガイド」P3～4
＞＞高崎市で注文住宅の気密性は必要？光熱費にも影響する住宅性能の重要性
以下は日本住宅性能表示基準の10分野です。どの部分を重視したいか、優先順位を判断するといいでしょう。
●構造の安定
●火災時の安全
●劣化の軽減
●維持管理・更新への配慮
●温熱環境
●空気環境
●光・視環境
●音環境
●高齢者への配慮
●防犯
参考元：国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度 住宅性能表示制度ガイド」P3～4
＞＞高崎市で注文住宅の気密性は必要？光熱費にも影響する住宅性能の重要性
群馬県高崎市周辺の地域情報
高崎市周辺の気候の特徴
高崎市は群馬県の中西部に位置します。東京・長野市・新潟市の各地へ、新幹線所要時間約1時間と交通拠点都市として繁栄してきました。内陸性気候が特徴で、夏と冬の昼夜の温度差は大きい傾向にあります。2023年の年間平均気温は15.6℃で、最高気温は7～8月の33.6℃、最低気温は1月の-3.1℃でした。また、年間降水量は1,315.0mm、年間日照時間は2,533.1時間と日照時間が比較的長いことも特徴のひとつです。冬から春にかけては「からっ風」と呼ばれる北西の季節風が吹くことで知られています。
参考元：高崎市「高崎市 第２次地球温暖化対策 実行計画」
＞＞高崎市の土地価格・相場は？今後の価格推移の予想など詳しくはこちら
＞＞伊勢崎市の土地価格・相場は？今後の価格推移の予想など詳しくはこちら
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＞＞高崎市の土地価格・相場は？今後の価格推移の予想など詳しくはこちら
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高崎市、伊勢崎市、太田市の地域区分とZEH基準・HEAT20水準のUA値
高崎市は、東西に細長く伸びる独特の地形や、標高の違いにより市内でも気候に差がある地域です。そのため、地域区分は「4」と「6」に分かれています。
以下では、伊勢崎市と太田市も含めたそれぞれの地域区分やZEH基準の達成すべきUA値、HEAT20水準の目指すべきUA値を表にまとめました。住宅を建てる際の指標のひとつとして、参考にしてください。
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