注文住宅を建てた世帯の平均年収
住宅金融支援機構が2023年に実施した調査によると、注文住宅を建てた世帯の平均年収は550.3万円、土地付き注文住宅を建てた世帯の平均年収は597.8万円でした。
割合としては、世帯年収が400万円以上600万円未満のご家庭がもっとも多くなっています。
参考元:住宅金融支援機構『2023年フラット35利用者調査』
住宅ローン・返済額の目安
多くの場合、家を買うときには住宅ローンを組みます。国土交通省の調査では、新築の注文住宅を建てた世帯の約80%が住宅ローンを利用しています。
住宅ローンは好きなだけ借りられるわけではなく、審査があります。
審査では、世帯収入や預貯金の額に加え、返済負担率が重視される傾向にあります。返済負担率とは、収入における返済額の割合です。
住宅ローン以外に、マイカーローンの利用や、将来的には子どもの教育ローンを借りる必要が出てくるかもしれません。住宅ローンの返済負担の比率は、一般的に20~25%程度に抑えておくとよいといわれております。しかし、返済負担率は昨今の建築資材の高騰の影響により数年前より上がってきています。
月々の返済額は、頭金の有無、ボーナス払いの併用、返済期間の設定、金利条件によって変わります。住宅ローンは長期の返済になるため資金計画をしっかりおこなうことが重要になっていきます。資金計画に不安がある方は、信頼できる住宅会社に相談してみるのもよいでしょう。
参考元:国土交通省『令和5年度 住宅市場動向調査報告書』参考元:住宅金融支援機構『住宅ローン利用者の実態調査』>>群馬県伊勢崎市・高崎市の住宅ローン・金利まとめ!注文住宅を建てる時に欠かせないローン選びのポイント
建築諸経費の目安
家を建てる際には、土地代、建設費用のほかに諸経費がかかります。
おもな諸経費は、土地を購入するために必要な費用、家を建てるために必要な費用、住宅ローンのために必要な費用の3つです。
不動産取得税、土地購入の仲介手数料、地盤調査費用、ライフラインの引き込み工事費用、書類に必要な印紙費用など、さまざまな経費がかかります。
諸経費は、およそ建築費の10%を見ておくと安心です。
適正コストで建てられる住宅のクオリティ
全期間固定金利で利用しやすい住宅ローン「フラット35」の利用者を対象にした調査によると、2022年度の注文住宅所要資金(建物のみ)は、平均で3,717万円です。
一般に、建物のみの価格として2,000万円台はミドルクラス、1,000万円台はローコスト住宅と呼ばれますが、新築物件の建設にあたっては、建築基準法の法定基準を遵守する必要性があるため、どのような住宅でも最低限の安全性が担保されています。
コストをかければかけるほど、デザインや内装設備のグレードをあげることができます。家族にとって必要なコストは何か、ポイントを絞って資金計画を立てましょう。
参考元:住宅金融支援機構『2022年フラット35利用者調査』
家づくりでコストを抑えるポイント
家づくりでコストを抑えるポイントのひとつは、デザインを単純なものにすることです。例えば、「1階と2階の床面積を同じにする」「吹き抜けを作らない」など、シンプルな構造は、コスト削減とともに安全対策としても有効になります。
ほかには「水回りをまとめる」など、比較的費用がかかるライフライン周辺の構造を単純化する必要もあるでしょう。
参考元:東京都都市整備局『地域工務店のための安くて質の良い家づくりのひけつー東京発・住宅市場の構造改革をめざしてー』
群馬県伊勢崎市の気候と家づくりのポイント
家づくりで大切な点は、1年中快適に過ごせる家を作ることです。地域の気候的特徴を考慮した家づくりを考えてみましょう。
群馬県伊勢崎市の特徴は、年間を通して比較的温暖な気温で日照時間が長い点です。ただ、冬から春にかけて「からっ風」と呼ばれる季節性の偏西風が強く吹きます。
屋内に日が多く差し込む構造の家を建てる場合、夏の暑さを考慮する必要があるでしょう。また、乾燥した風による冬の寒さも防ぎたいところです。
夏と冬の温度変化に対応するためには、高断熱・高気密の家づくりをおすすめします。
>>ZEH基準を大きく超える高断熱な家づくり>>全棟気密測定で実現する高気密な家づくり>>参考コラム:断熱性能が低い家に住むリスクは?高崎市・伊勢崎市・太田市の気候も確認!
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