注文住宅は木造と鉄骨造どちらが良い？高崎市周辺エリアの割合もチェック

木造住宅の概要

まずは、木造住宅の概要からご紹介しましょう。

木造住宅とは？

木造住宅とは文字通り、木材を使用して建てられた住宅のことを指します。日本の風土や四季、高温多湿な気候にマッチしているとされる住宅で、国内で古くから親しまれてきました。現代においても、特に戸建て住宅の多くは木造で建てられています。

木造住宅の主な工法

木造住宅の工法には、主に2種類あります。ひとつめは、柱や梁で骨組みを造り、筋違いや合板を使って組み立てる木造軸組工法。柱と梁の間に空間ができるため、木造住宅の工法のなかでも窓などの開放部を造りやすく、設計の自由度が高い特徴があります。
もうひとつは、2インチ×4インチの大きさの木材を組み合わせて構造体を作るツーバイフォーです。柱のように線ではなく、パネルの面で住宅を支えていることから「木造枠組壁工法」と言われることもあります。欧米から伝わった軸組工法より新しいタイプの工法で、簡単に高い耐震性を実現できる点が特徴です。

木造住宅のメリット・デメリット

ここでは、木造住宅のメリットデメリットを解説していきます。

木造住宅のメリット

木材は、軽くてしなりやすい特徴があります。そのため、木造住宅は地震の際に建物にかかる揺れの力が小さくなる、揺れを受け止めやすいといった、耐震性に優れた一面を持っているのです。また、軽いことで地盤の補強工事のコストも抑えられる傾向があります。さらに木材には、熱を伝えにくく、湿気を吸放湿するという特性も備わっています。そのため、四季があり、湿気がある日本の気候にマッチした素材で、過ごしやすい住宅づくりが叶う点も大きなメリットです。

木造住宅のデメリット

木材は、樹種や品質によって、強度に違いがあります。そのため、使う木材によって、住宅の性能や質にムラが生じやすい点がデメリットです。また、シロアリの被害や木材が腐る心配もあります。そのため、定期的な維持管理や、適度な通気性を確保するといった手間が必要であることを覚えておきましょう。

鉄骨造住宅の概要

続いては、鉄骨造住宅の概要を、主な工法と合わせてチェックしていきましょう。

鉄骨造住宅とは？

鉄骨造住宅は、鉄骨でできた柱や梁を使って建てられた住宅を指します。厚さ6mm以上の鉄骨を使った重量鉄骨造と、厚さ6mm未満の鉄骨を使った軽量鉄骨造の2種類が存在しますが、戸建てなどの住宅の建設を目的とする場合には、軽量鉄骨を採用するケースが多い傾向です。ちなみに、鉄の筋を張り巡らせ、そこへコンクリートを流し込んで作った建物は鉄筋コンクリート造と呼びます。

鉄骨造住宅の主な工法

軽量鉄骨で住宅の骨組みを作り、その対角線をブレース（筋違い）でつないで補強する軽量鉄骨ブレース工法が有名です。木造軸組工法同様に開口部を作りやすく、設計の自由度が高い特徴があります。
重量鉄骨を使った工法では、骨組みを溶接してつなげる重量鉄骨ラーメン工法が一般的です。額縁のような枠を組み立てるイメージのこの工法は、強度に優れているため、大型のマンションやビルの建設時によく用いられます。

鉄骨造住宅のメリットデメリット

ここでは、鉄骨造住宅のメリットデメリットをまとめました。

鉄骨造住宅のメリット

工場などで作られる鉄骨は、品質のばらつきが少ない点がメリットです。組み立て技術に関しても比較的容易で、完成した住宅の品質が安定しやすい傾向があります。また、シロアリ被害や腐るリスクも軽減されます。ただし、鉄骨以外に木材が使用されている場合は、シロアリ被害や腐る可能性があることを覚えておきましょう。

鉄骨造住宅のデメリット

鉄骨造は木造に比べると重いため、地盤の補強工事が必要になるケースがほとんどです。そのためコストが多くかかる点がデメリットと言えます。また、鉄骨の加工は難しく、住宅ごとに合わせて工場で加工することになるため、費用がかさみます。木造住宅のように腐る心配はありませんが、錆びる可能性があることも覚えておきたいデメリットです。

日本の気候にマッチした住宅なら木造がおすすめ！

木造住宅と鉄骨造住宅、それぞれに違った魅力があります。特徴やデメリットなどを把握して、より納得できる構造、工法を選択してみてください。
なかでも、熱を通しにくく、湿気を吸放湿する木材を使用した木造住宅は、日本の気候にマッチした住宅だと言えます。また、耐震性にも優れ、補強工事の必要もないため、コストを押さえた丈夫な家造りをしたい方にもおすすめです。

高崎市・伊勢崎市・太田市エリアでは木造と鉄骨造どちらの割合が多い？

群馬県の南部に位置する高崎市・伊勢崎市・太田市エリアでは、木造住宅と鉄骨造住宅、どちらの割合が多いのか、地域の特徴と合わせてご紹介しましょう。

高崎市・伊勢崎市・太田市エリアの環境

北陸新幹線が近くに通る高崎市・伊勢崎市・太田市エリア。工業や商業が盛んなエリアで、イオンモール高崎やスマーク伊勢崎といった大型商業施設が存在しています。また、ぐんまこどもの国や八王子山公園 (太田市北部運動公園)といった、レジャースポットもあり、ファミリー層も多く暮らすエリアです。
過去には、台風や大雪、大雨などの自然災害に見舞われたことがありますが、大きな地震などは近年起きておらず、今後の発生率も低いと予想されています。

参考元：ぐんまこどもの国
参考元：太田市｜太田市北部運動公園
参考元：前橋地方気象台｜過去の群馬県の気象災害

高崎市・伊勢崎市・太田市エリアでの木造と鉄骨造の割合

2021年現在、高崎市による課税家屋の木造建築物が非木造建築物よりも総数を大きく上回っています。また、太田市では、2018年現在で持ち家の戸建住宅のうち、92.2％が木造占めているという結果が報告されるなど、高崎市・伊勢崎市エリアでは、木造住宅の割合が多い傾向です。伊勢崎市に関しては、2022年の調査報告で、鉄筋コンクリートの住宅の割合が9％と低く、木造と軽量鉄骨を合わせた割合が87.2％というデータもあります。
ちなみに、総務省の2008年のデータによると、一戸建全体の9割以上を木造住宅が占めています。全国、そして群馬県に限定して見ても、まだまだ木造住宅の人気が高いことが伺えます。

参考元：伊勢崎市｜伊勢崎市の住まいや住環境に関する市民アンケート調査報告書 P.18
参考元：太田市｜太田市住宅マスタープラン 2023～2032 P.18
参考元：総務省｜2-1 住宅の種類，建て方及び構造

高崎市周辺エリアで木造の注文住宅を建てるならR+house伊勢崎・高崎・太田へ

木材を使って建てられた木造住宅には、軽くて耐震性に優れているメリットがあります。また、熱を通しにくく、湿気を吸放湿しやすいという日本の気候にマッチした、住みよい住宅です。そんな木造の注文住宅を高崎市・伊勢崎市・太田市エリアで建てるなら、ぜひR+house伊勢崎・高崎・太田にお任せください。高断熱・高気密・高耐震に徹底的にこだわった機能性とパッと目を引くおしゃれなデザイン性を両立した住宅を手がけています。また、個別相談会や家づくり勉強会などのイベントも開催しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。